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終末、あなたと果たし合い! いつもの探索とは一味違う。 クトゥルフ神話TRPGお手軽PvPシナリオ5本収録! 【収録データ】 ・シナリオ本文データ(pdf / txt) ・MAP・資料データ(png) ・シナリオタイトルデータ(png) ・冊子版PDF/見開きPDF 【収録シナリオ】 01「BARABARA Mansion」 心も身体も、みんなバラバラ。 パニックホラー系館クローズドシナリオ/せさみ 02「最高の生贄」 信じよ、されば与えられん。 呪文乱舞系クローズドシナリオ /かなむら 03「ひとりじゃワルツも踊れない」 一人じゃなく、二人で。 ペア限定エモ系シティシナリオ/とーりゃ 04「FACE」 幸せになりたい、ただそれだけ。 サクサク系疑心暗鬼クローズドシナリオ/せさみ 05「雛を喰らわば殻まで」 願いの先は、天国か地獄か。 異世界系シティシナリオ/宮口うろの 詳しくは下記URLと紹介画像で。 https://shumatsupvp.tumblr.com/
CoCでPvPをするということ。
本シナリオ集はクトゥルフ神話TRPG『Call of Cthulhu』の第6版(以下CoC)のシナリオブックです。 本来協力して楽しむCoCにおいてPvPを扱うという矛盾した部分がございます。 本シナリオ集を使用して卓に参加する場合は当事者同士の合意の上お楽しみください。 本シナリオ集を通して生じたあらゆる不利益または損害、トラブルが発生した場合、全て当事者間において処理・解決していただくものとし、発行者側では一切の責任を負いかねます。 本シナリオ集内に掲載しているシナリオはすべて「PvP」要素があるシナリオだ。 PvPとは「Player versus player」の略で「プレイヤー同士の戦い」の意なのだが、CoC内においてのPvPとは「探索者vs探索者」を指す。CoCでは基本的に「探索者同士が協力をして謎に立ち向かう」ことが前提となるため、PvPではこの前提条件に矛盾が生じることとなる。PvPはCoCの中でもかなりディープな部類の遊び方になるだろう。 しかし、PvPだからこそ得られる魅力もまたあると、本書制作者は考えている。 大きく取り上げるのであれば次に述べる3つになってくるだろう。 ひとつは「スリル」だ。 PvPを前提にしているシナリオの中では敵が味方の中にいるかもしれないというスリルを、少なからず体験することとなる。息もつかせぬ展開の中で真実を見つけ出し、生還することによって他のシナリオにはない達成感を味わえる。 ひとつは「難易度」だ。 秘匿情報がある場合、「情報を共有できない」という部分が強く出るため、その分情報を1人で整理しないといけない場面が増え、難易度が格段に上がる。それでなくてもPvPシナリオ内において探索者同士が衝突するギミックが盛り込まれている。これをどう対処していくかを考える行程が必要となってくるだろう。 ひとつは「RP」だ。 探索者同士で争うのであれば「殺人衝動」や「暴力癖」など、普段プレイヤーが感じることのない、プレイヤーが人生において体験し得ないであろう行動のRPが必要となってくる。プレイヤー本人はできないが探索者であれば可能、という点においてはそれも魅力のひとつになるのではないか。 とはいえ、プレイヤーは恐らく普段とは違うRPや行動準拠に精神的ストレスを感じる。精神に負荷をかけながらプレイすることが物語の進行上スマートなのかといえばそれはNOだろう。探索者たちがどういう風に行動を取るのか、思案しなければならない場面が出てくるかもしれないからだ。しかしCoCは「ゲーム」である。プレイヤー間で合意の上であれば、難易度が高いシナリオがあってもいいのだ。探索者同士が衝突するシーンがあってもいいのだ。RPで人を殺したっていいのだ。なぜなら、私たちは現実世界とゲーム世界の違いを知っているからだ。今回は特にそういった「普段はあまりできないこと」に焦点を絞り、プレイヤーが楽しめるよう工夫を凝らしたシナリオを収録している。 「PvPをするなら他のゲームシステムでやればいい」という声もごもっともだ。疑心暗鬼やバトルに特化したゲームシステムも沢山ある。けれど、私達は「CoC」が好きなのである。本書を手にとってくれた方々も勿論そうだろうと信じている。 本シナリオ集は「CoCだからこそ楽しめるPvP」について、各シナリオライターの独自解釈に基づいて執筆されている。この点について見比べてみるのも楽しい要素となるだろう。 最後に、本シナリオ集では人格が破綻したの探索者がシナリオ映えする場合が多い。だからといって、探索者だけでなくプレイヤーまで傷つけることになってしまわないように気をつけてプレイしてほしい。PvPが発生したとしてもそれは合意の上で、用法用量を守って楽しくプレイしていただきたい。 それでは良きPvPライフを!
権利表記
本作は、「 株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」